21世紀型教育のススメ

東京都文京区の学習塾ESCA、大学や専門家と連携したマグネットスクール、教材作成などを手がける会社(エスカルチャー株式会社)の代表取締役のブログです。

指導要綱改定について

雑談記事です。 2022年から文系数学においてベクトルがなくなるというのは聞いていたけど、どうやら数cが復活してベクトルはその中に入るようだ。 じゃあベクトルの代わりに何学ぶねん、となるわけだが、ここにはなんと統計が入ってくるようだ。今でも平均、…

素人が第1回人工知能EXPOに行ってきた感想

前々から人工知能というものに興味を持っていたので、人工知能EXPOに行ってきた。本業は教育者であるが、教育とはまったく違った観点からAIに興味を持っていたこともあり、今日は教育者という立場で行ったのではないということを、先に申し添えておく。では…

棋士:藤井聡太氏のニュース記事から考える一般常識と専門知識の境界線

最近ニュースを賑わせている藤井氏。棋士としての実力はもちろん素晴らしいが、その言動にも注目が集まっている。その中で、彼の語彙力を取り上げた某ニュースがあった。 その記事は、彼のインタビューでの中学生らしからぬ語彙力(「醍醐味」、「僥倖」、「…

学校のテスト採点に関する議論が的外れだと感じる件について②

昨日学校のテスト採点に関する記事についてブログを書いた。 【元記事】 http://tiger-news.net/189 【昨日のブログ】 http://athrilleducation.hatenablog.com/entry/2017/04/11/202248 授業の合間に急いで書いてしまったのと、自分で読み直してちょっと伝…

学校のテスト採点に関する議論が的外れだと感じる件について

http://tiger-news.net/189 ネットで上記のようなことが話題になっていた。 なんでも、習っていないかけ算を使って解いたら、テストでバツになったというものだ。 これは採点方法が悪いというよりも問題が悪い。 学校の定期テストというのは、学校の先生が自…

【高校生教育】将来の夢を異世代の交流や社会体験の中で見つける(告知あり)

前回の記事では、「知らないものは夢にはなり得ない」という前提のもとで、スマートフォンが子供たちに与える影響や、リアル体験の重要性を記事にしてみました。(前記事「スマホやゲームが子供たちの夢を奪う?」http://athrilleducation.hatenablog.com/en…

スマホやゲームが子供たちの夢を奪う?

夢を持てない子供たち 「将来の夢は何ですか?」と聞いたときに、どれくらいの子供が自分の夢を語ってくれるのでしょうか。小学生から高校生を対象にしたある調査によると、将来なりたい職業があると答えた学生は6割程度だったといいます。しかも、この数字…

最高の教養

夏河を超すうれしさよ手に草履 ー与謝蕪村ー 【問】 この与謝蕪村の句で「夏河を越すうれしさ」はどこからきているのでしょうか。 これはとある小5の生徒の冬休みの宿題です。 良い問題だなぁと思いました。 これを単に答えが合っている、合ってないで評価し…

勉強が将来何の役に立つのか

気付けば数ヶ月もブログを放置しておりました。 さて、最近ネット上でよく見る広告があるのですが、 考えつくされたカタチ「ルーロ―の三角形」とは | ロボット掃除機「ルーロ」 | 掃除機 | Panasonic こういうのを学生に見せていきたいですね。 これが「勉強…

夏休みの宿題の罠

こんばんは。 暑い日が続いていますね・・・ 熱中症には十分注意したいと思います。 さてさて、生徒の皆様は夏休み真っ最中な訳ですが、夏休みで必ず話題になるのが、 「夏休みの宿題、いつまでに終わるの問題」 保護者の方もやきもきしながら、我が子の宿題…

数学の勉強法

本日の話題、教育業界の方々からは「当然じゃん」と言われてしまいそうですが・・・。 体験授業などで併塾にいらっしゃる生徒が、意外と意識していないことがあります。 ちなみに、数学の勉強法というタイトルで書き出したのですが、他の教科でもいえること…

受験勉強の是非

受験シーズン真っ只中ですね。 大学は後期試験を残すのみ。 高校は私立の受験が終了し、公立高校の受験がそろそろ・・・といったところでしょうか。 さて、本日のテーマは「受験勉強」、「受験戦争」。 みなさま、このキーワードに対してどのように感じるで…

PISA型教育の実践

久しぶりのブログ更新です。 ここ最近は、教育系NPOの説明会やら、学生との打ち合わせに精を出しておりました。 さて、本日のテーマはPISA型教育です。 教育業界では結構有名なのですが、恥ずかしながら、私は最近知りました。 きっかけは、教育成果の評価手…

演繹的教育と帰納的教育

昨日、学習塾で働いている友人と意見交換をしたのでまとめておこうかと思います。 すべての内容を書くとまとまりがないので、本日のテーマは 「演繹的教育と帰納的教育」 ここでは分かりやすく以下のように定義します。 <演繹的教育> 受験スキルや成績など…

説得力のある言葉

本日は当たり前のことを実感、再認識したので残しておこうかと。 先日社会人と学生の交流イベントを行いました。 ここで当たり前のことを実感しました。それは ①知識のある人の言う言葉には説得力がある ②経験のある人の言う言葉には説得力がある ③ブランド…

環境教育が必要とされる背景②

さて、本日は「環境教育が必要な背景②」を書いていきます。 本日のテーマは「公共性」 一般的に環境ビジネスは公共性が高いため、独立採算制をとることが難しいとされています。 (もちろんすべてに当てはまるわけではないですが・・・) 環境ビジネスを税金…

環境教育が必要とされる背景①

まだ読者も少ないでしょうから、一般的なところから書いていこうかと思います。 今日から数回にわたってのテーマは・・・ 環境教育が必要とされる背景について さらに本日は 環境市場の拡大 というところに焦点を当てていきたいと思います。 さて、これにつ…

SUS+講演会

いきなりですが、直近の講演会の様子は載せておくべきかなと思ったので。 5月18日に東京大学で「水を通した環境教育」というテーマで講演をさせて頂きました。 SUS+という団体の方が主催する講演会でしたが、幅広い年齢層の方々からフィードバックを頂き、…

はじめに

ここ最近、ちらほらと人前で話す機会を頂いてたので、まとめと情報発信的な意味を含めブログを始めてみました。 これまでの考え方や講演内容などを小出しにできれば・・・と思っています。 また、このブログを読んで興味を持って頂いた方と新しい出会いがあ…